今日の東京株式市場『ギリシャ債務問題で世界的株安』【6月30日朝刊】

今日の日経平均株価見通し：世界的な株安に下げ留まれるか

３０日、東京株式市場は買い先行。
日経平均株価は前日比６４円高の２万１７４円と小幅反発。
前日の欧米株市場は総じて波乱展開となりドイツとフランスでは主要指数が３．５％超の下落、またイタリアでは５％超の下落と下げ幅が際立ったほか、米国株市場でもＮＹダウが３５０ドル安と年初来の上げ幅がすべて霧消する状況で、ギリシャ懸念によるリスクオフの流れが強まっている。
しかし、東京市場では前日に日経平均が６００円近い下げで１年５カ月ぶりの下げ幅を記録しており、投資家の不安心理が強まる一方で突っ込み警戒感からの買い戻しも入っている。
外国為替市場では１ドル＝１２２円台後半のもみ合いと一段の円高には歯止めがかかっており、前日大きく売られた輸出主力株は下値抵抗力を発揮しやすい。
ギリシャが７月５日に実施する財政再建策の是非を問う国民投票の結果にマーケットの関心が高まっている。

6月30日の主な予定

【国内】

• 閣議
• 5月の毎月勤労統計速報(厚労省 – 10:30)
• 5月の建設機械出荷額(日本建設機械工業会 – 12:00)
• 5月の自動車生産・輸出実績(自工会 – 13:00)
• 積ハウス社長が新規プロジェクトについて記者会見(13:30)
• 鈴木損保協会長が記者会見(14:00)
• 5月の住宅着工戸数(国交省 – 14:00)
• 6月の為替介入実績(財務省 – 19:00)
• 日本郵政、ゆうちょ銀行、かんぽ生命が東証に上場申請
• 不動産投資信託(REIT)上場=サムティ・レジデンシャル投資法人 投資証券
• 3～5月期決算=しまむら

【海外】

• スティーブンス豪中銀総裁が講演(ロンドン – 17:40)
• 6月の独失業率(16:55)
• 6月のユーロ圏消費者物価指数(HICP)速報値(18:00)
• 5月のユーロ圏失業率(18:00)
• ギリシャ、国際通貨基金(IMF)への支払い期限、第2次支援の終了期限
• 米リテール・エコノミスト・ゴールドマン・サックス・チェーンストア売上高(週間 – 20:45)
• 4月の米S&Pケース・シラー住宅価格指数(22:00)
• 6月の米シカゴ購買部協会景気指数(PMI – 22:45)
• 6月の米消費者信頼感指数(23:00)

前日の日経平均株価・国内主要指数

• 日経平均株価：20,109.95（-596.20[-2.88％]）
• ＴＯＰＩＸ：1,624.82（-42.21[-2.53％]）
• 日経ＪＡＳＤＡＱ：2,700.40（-56.03[-2.03％]）
• 東証マザーズ：978.59（-33.55(-3.31％)）