原油相場下落をうけ、米国市場はエネルギー株売られる。【2月24日朝刊】

ロンドン・欧州・米国株式市場

ロンドン・欧州株式市場の主要指数

  • FT100種総合指数:6912.16(-3.04
  • クセトラDAX指数:11130.92(+80.28
  • CAC40種平均指数:4862.30(+31.40

23日のロンドン株式市場は、ほぼ横ばい。欧州株式市場は、続伸して取引をおえた。注目をあつめるギリシャ問題は、支援策延長をめぐりギリシャと国際債権団が20日に合意したことをうけ、欧州市場では株式と債権が買われた。主要株価指数では、ドイツのDAX指数が80.28ポイント高、フランスのCAC40指数が31.40ポイント高。一方、英FTSE100指数は、3.04ポイント安とほぼ横ばいで引けた。

ギリシャのユーロ離脱懸念が後退したことで、引き続き欧州市場は買い材料となった。また、朝方の発表によると、ギリシャは、24日朝にユーロ圏財務相会合に対して、改革事項の一覧表を提出する見通しとなった。当初、23日の提出期限だったが、24日の提出で合意した様子。今回の支援策延長の合意によってやや時間稼ぎとも感じられる状況の中、決定的な解決には程遠い状況から、ギリシャが提出する改革事項の一覧表がギリシャリスクを後退させるものになるのか注目したい。

ニューヨーク・米国株式市場の主要指数

  • ダウ平均:18116.84(-23.60
  • ナスダック総合:4960.97(+5.01
  • S&P総合500種:2109.66(-0.64

23日の米国株式市場は、ダウ平均・S&P総合500種は反落、ナスダック総合指数は5.01ポイント高とまちまちの展開で取引を終えた。先週の原油在庫統計が市場予想を上回る在庫水準であったことや、米国内の大手製油所でのストライキを受けた過剰在庫長期化への懸念で、原油価格が一段安。エネルギー関連株を中心に終日軟調推移となった。また、全米リアルター協会が発表した、1月の米中古住宅販売が9ヶ月ぶりの低水準となったため、住宅株も軟調だった。

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