ダウ平均211ドル高。原油相場の上昇・雇用統計の期待で終日堅調推移【2月6日朝刊】

5日のロンドン・欧州・米国株式市場

ロンドン・欧州株式市場の主要指数

  • FT100種総合指数:6865.93(+5.91)
  • クセトラDAX指数:10905.41(-5.91)
  • CDA40種平均指数:4703.30(+7.00)

5日のロンドン株式市場は、FT100種総合株価指数が5.91ポイント高と小幅反発。通信大手のBTグループが、英携帯電話会社のEEを買収発表が好感された。また、原油価格の上昇でエネルギー関連株の上昇が見られた。原油相場の上昇に連れ、石油のロイヤル・ダッチ・シェルとBP、ガス生産・開発のBGグループは軒並み上昇。FT100種総合指数の構成銘柄の約6割が上昇する展開となった。

欧州株式市場は、FTSEユーロファースト300種がほぼ横ばいとまちまちの展開。ギリシャでは欧中銀の措置を受けて株式に売りが集中。新政府と国際債権団の対立に一段と緊張が高まったことが嫌気された。今回発表された、欧州中央銀行のギリシャ国債の担保受入れ撤回をうけ、ギリシャ市場が大きく反応をみせ銀行株がきつい下げに見舞われた。

ニューヨーク・米国株式市場の主要指数

  • ダウ平均:17884.88(+211.86)
  • ナスダック総合:4765.10(+48.39)
  • S&P総合500種:2062.52(+21.01)

5日の米国株式市場は大幅高。原油相場の大幅な反発と企業関連の好材料を背景に、米株主要3指数は大きく上昇を見せる。ダウ平均は211.86ドル高、ナスダックは48.39ポイント高、S&P総合は21.01ポイント高で取引を終えた。6日に発表予定の1月雇用統計への期待が広がり、終日堅調な推移となった。

NY原油先物相場が大きく上昇し、節目とされる1バレル50ドルを上回ったことで石油が素材株が相場をけん引。また、週末の米新規失業保険申請件数が、市場予想ほど悪化しなかったことも米株式の買い安心感につながった。

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