【欧米株上昇】ダウ平均305ドル高、原油高・ギリシャ財務問題解決の兆しを好感【2月4日朝刊】

3日のロンドン・欧州・米国株式市場

ロンドン・欧州株式市場の主要指数

  • FT100種総合指数:6871.80(+89.25
  • クセトラDAX指数:10890.95(+62.94
  • CDA40種平均指数:4677.90(+50.23

3日のロンドン・欧州株式市場は続伸。FT100種総合株価指数が89.25ポイント高と昨年9月以来の高値、FTSEユーロファースト300種指数は、11.07ポイント高と約7年ぶりの高値に近づいて取引を終えた。

この日のロンドン株式市場では、原油価格の持ち直しが好感され、決算が市場予想を上回った石油大手BPがけん引する形でエネルギー株が買われ、全体水準を押し上げる形となった。
また、欧州株式市場では、ギリシャ新政権が債務減免要求の姿勢を弱めたことで買い安心感が広がった。ギリシャのバルファキス財務省は、2日、ユーロ圏諸国への債務減免要求に代えて、既存の債務を同国の経済成長と連動する新発債と好感することを提案。ギリシャの主要株価指数は、11.27%高をつけ、1日の上昇率では2011円8月以来の大きさとなった。

ニューヨーク・米国株式市場の主要指数

  • ダウ平均:17666.40(+305.36
  • ナスダック総合:4727.74(+51.05
  • S&P総合500種:2050.03(+29.18

3日の米国株式市場は、主要株価3指数は軒並み1%を超え続伸。ダウ平均は305.36ドル高、ナスダックは51.05ポイント高の4727.74、S&P総合500種は29.18ポイント高で取引を終了した。ダウ平均株価の上げ幅は、1月8日以来ほぼ1ヶ月ぶりの大きさとなった。
原油先物相場が急伸したことで、投資家心理が一段改善。また、警戒感のあったギリシャ問題に進展の兆しが見えたことも買い材料となった。

この日の原油相場は53ドル台を回復。一時1バレル54ドル台まで上昇する場面も見られ、エネルギー株に買いが広がり株価指数を押し上げる展開。また、1月の米自動車販売台数が予想を上回ったことも好材料となった。欧州株式市場では、ギリシャのチプラス新政権が欧州連合(EU)などの金融支援にかんして、本格的な交渉を始める見通しとなった。債務減免の要求を軟化させる兆しを見せたことで、世界市場に安心感を与えた格好となった。

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