豪中銀の突如利下げ・10年債入札の不調で日経平均株価は大幅続落。一時286円安【2月3日相場まとめ】

2月3日の東京株式市場、日経平均株価は前日比222円19銭と大幅続落。前日の欧米株高を好感して、主力株に買いが先行したものの、オーストラリア準備銀行の利下げ発表によって円高が進行、昼過ぎに実施された新発10年物国債の入札不調が重なり、幅広い銘柄に売りが出る展開となった。日経平均株価は一時286円安と大きく売り込まれる場面も見せ、終値1万7335円85銭で引けた。

東証1部の売買高概算は27億5819万株、売買代金概算は2兆6958億円。値上がり銘柄数は334、対して値下がり銘柄数は1454、変わらずは74銘柄だった。

今日の東京株式市場は、前日の欧米株高・原油市場の底入れの兆しから買い優勢でスタート。しかし、寄り後は外国為替相場がじりじりと円高に傾き、主力の輸出関連株を中心に売りが広がる展開となった。後場にはオーストラリア準備銀行が、政策金利を過去最低の2.25%に引き下げると発表。政策金利を据え置くとの見方が多かった市場は、突如の利下げ発表によって円相場が不安定な動きとなった。

さらに、昼過ぎに実施された10年債入札の不調結果が判明し、債券先物相場が急落。金融市場の先行き不安感の広がりと円高進行によって株価の下落を加速。ヘッジファンドなど海外投機筋によるまとまった先物売りで、日経平均株価も下げ幅を拡大した。

今日の日経平均株価・国内主要指数

  • 日経平均株価:17335.85(-222.19
  • TOPIX:1392.39(-16.36
  • 日経JASDAQ:2329.73(-22.65
  • 東証マザーズ:868.33(-12.72

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