市場の関心はECB政策金利会合とドラギ総裁の定例会。QE規模は?購入方法は?【1月22日相場まとめ】
1月22日の東京株式市場、日経平均株価は売り買いが交錯する方向感にかける値動き展開となった。前日の欧米株式市場における続伸を好感した買い優勢で取引は始ったものの、上値は重く利益確定売りに押される展開。しかし為替が円安方向に振れたことで、大引けに欠けてはプラスに転じた。
日経平均株価の終値は、前日比48円54銭高の1万7329円02銭。東証1部の売買高概算は19億7108万株、売買代金概算は2兆507億4000万円。値上がり銘柄数は724、対して値下がり銘柄数は988、変わらずは149銘柄だった。
欧州中央銀行(ECB)政策金利会合、ドラギ総裁の定例会見を控えて市場は静観ムード
市場の関心は、欧州中央銀行(ECB)政策金利会合とドラギ総裁の定例会見に向いている。
すでに『欧中銀が量的緩和に踏み出す』との観測報道が流れてはいるものの、今回の結果次第ではユーロが乱高下する可能性も考えられ、しかも先日のマーケットを震撼させた「スイスショック」の引き金になったもの、今夜発表されるECBの量的緩和観測といわれている。市場の関心がドラギ総裁の会見内容に向き、出方をうかがうのも無理はない。
本日の欧州中央銀行の政策金利会合では、量的金融緩和政策が発表されることは規定路線。理事会後の欧米株式市場の動き、量的金融緩和の規模と購入方法などが注目される。はたしてどの国の国債を購入するのか?各国マーケット影響はどれほどのものなのか?2015年を代表する大イベントに注目が集まる。
国内主要指数
- 日経平均株価:17329.02(+48.54)
- TOPIX:1389.43(-1.18)
- 日経JASDAQ:2337.99(-9.60)
- 東証マザーズ:873.04(-8.07)
今日の新興株式市場
22日の新興株式市場は、日経ジャスダック平均、東証マザーズ指数ともに続落。日経ジャスダック平均は、前日比9円60銭安の2337円99銭、東証マザーズ指数は、前日比8.07ポイント安の873.04で取引を終えた。
マザーズ市場の主力銘柄ともいえるミクシィ(2121)が、連日売り優勢の展開が続き、約1ヵ月でテンガバーを達成したガーラ(4777)連日ストップ安をつけ、本日の取引でも売られた。ゲーム関連株が売られ、軟調な地合いに拍車をかける形。市場をけん引してきた主力銘柄よりも、市場の注目は材料銘柄を中心とした個別物色に向いているといえる。
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