欧米株式市場『米国主要指数続落。好調な業績が好感されたが、原油先物安、軍事対応強化が嫌気され下落に転じる』【1月14日朝刊】

欧米株式市場の主なうごき

ロンドン・欧州株式市場の主要指数

  • FT100種総合指数:6542.20(+40.78)
  • クセトラDAX指数:9941.00(+159.10)
  • CDA40種平均指数:4290.28(+62.04)

13日のロンドン株式市場は、スーパー大手のWMモリソンが買われ全体水準を押し上げた形となりFT100種総合株価指数が上昇。40.78ポイント高で取引を終えた。WMモリソンは、クリスマス商戦の業績不振を受けて最高責任者の交代を発表。この発表が好感され4.5%の上昇となった。また、原油価格の下落の影響をうけて、石油のタローオイルが4.7%値下りし、FT100種の中でも最も大きな下落となった。

欧州株式市場は、小売株がけん引する形となり続伸びして取引を終えた。欧州中央銀行(ECB)が新たに景気刺激策を導入するとの期待から相場を押し上げる形となった。

米国株式市場の主要指数

  • ダウ平均:17613.68(-27.16)
  • ナスダック総合:4704.07(-32.12)
  • S&P総合500種:2023.03(-5.23)

13日の米国株式市場、非鉄のアルコア決算が好調だったことや欧州中央銀行(ECB)による追加緩和観測期待が高まったことが好感され、寄り付きから上昇。しかし、原油先物が安値を更新したこと、米国政府がイスラム国への軍事的な対応強化を検討しているとの報道から、下落に転じる展開となった。

米株式市場は、不安定な値動きとなる中、ダウ工業株30種は27.16ドル安、ナスダック総合指数は32.1ポイント安、S&P総合500種は5.23ポイント安で取引を終えた。セクター別では、メディアや家庭用品・パーソナル用品が上昇する一方、自動車・自動車部品や素材が下落した。

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