東京株式市場、米株安と円相場の戻りを受け続落の見通し【1月7日朝刊】
6日の日経平均株価は、原油安と欧米株安、ギリシャのユーロ離脱懸念など、外部環境の悪条件が揃ったことによりリスク回避の売りが優勢。前日比525円52銭安の1万6883円19銭と4営業日の続落となった。
本日の東京株式市場、日経平均株価も欧米株安や原油安、円高とリスク回避の動きが続き、軟調な推移が見込まれる。週末後半に重要なイベントを控えていることで、手控えムードとなりやすく買いも入りづらい状況。しかし、日銀による買い支えやそれを期待した動き、小売各社の決算が徐々に出始めていることから、好業績銘柄を中心とした物色の動きがみえそう。
海外市場の主なうごき
ロンドン・欧州市場の主要指数
- FT100種総合指数:6366.51(-50.65)
- クセトラDAX指数:9469.66(-3.50)
- CDA40種平均指数:4083.50(-27.86)
6日のロンドン株式市場、欧州株式市場はいずれも続落で取引を終えた。原油安とギリシャ政局の懸念で市場心理の悪化を改善することはできず、取引時間の終盤にかけて売りが集中。市場ではリスク回避の動きが強まっている。
ギリシャでは、欧州連合主導の緊縮策継続の可否を争点とした総選挙を25日に控えている。ギリシャの政局困惑が欧州連合加盟国全体に波及するとの懸念に加え、ギリシャのユーロ離脱の可能性、歯止めが利かない原油相場の下落に世界的なリスク回避がより一層強まる。
米国株式市場の主要指数
- ダウ平均:17371.64(-130.01)
- ナスダック総合:4592.74(-59.84)
- S&P総合500種:2058.20(-0.70)
6日の米国株式市場も欧州に続き続落で取引を終えた。原油安が嫌気されダウ工業株30種平均、ナスダック総合指数共に続落。引き続き、欧州への警戒感が根強いほか、12月ISM非製造業景況指数、11月製造業受注など、冴えない経済指標が相次いだこともあり売りが先行した形。
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