日経平均株価、８日営業日ぶりに反落。前日比１２２円２６銭安

東京株式市場

１２月９日の日経平均株価は、８営業ぶりに反落。前日比１２２円２６銭安の１万７８１３円３８銭で取引を終えた。欧州市場の株価下落を背景に、アジア市場も軟調。為替相場は１ドル=１２０円台前半で推移し、円高に傾いたことから輸出関連株など主力株を中心に利益確定する動きが広がる。日経平均株価は、一時１６０円安まで下げ幅を拡大する場面もあった。

業種別では食料品、電気・ガス業、銀行業など４業種が上昇。反対に証券・商品先物業、鉱業、精密機器など２９業種が値を下げる結果。

国内主要指数

• 日経平均 １７８１３.３８(-122.26)
• ＴＯＰＩＸ １４３６.０９(-11.49)
• 日経ＪＡＳＤＡＱ ２３３８.３９(-21.77)
• 東証マザーズ ９１２.６４(-17.37)

東証１部出来高：２１億３５６２万株
東証１部売買代金：２兆３７４０億円

新興株式市場

新興株式市場は日経ジャスダック平均、東証マザーズ指数ともに値を下げ続落。今週後半から年末にかけて始る新規公開株(ＩＰＯ)を前に、個人投資家による、資金工面を目的とした換金売りの動きが広がっていることにより、相場の重しになっているとの見方も。

個別では、直近で上昇していたフィンテックグローバル(8789)、ＭＣＪ(6670)などに利益確定売りが先行。ミクシィ(2121)や日本通信(9424)も軟調だった。反面、ガンホー(3765)やデジタルデザイン(4764)などが堅調。

本日の注目発表

• スズキ(7269) 自社株買いの実施を発表
• 東邦ホールディングス(8129) 自社株買いの実施を発表
• 日本エンタープライズ(4829) 公募増資の実施を発表

• 【決算】グリー(3632) 上期最終を一転2％増益に上方修正
• 【決算】ミサワ(3169) 2-10月期(3Q累計)経常が61％増益で着地・8-10月期も12％増益
• 【決算】東日本ハウス(1873) 今期経常は46％増益、前期配当を3円増額・今期も20円継続へ
• 【決算】サーラ住宅(1405) 今期経常は17％減益、5円減配へ
• 【決算】アスカネット(2438) 8-10月期(2Q)経常は9％増益
• 【決算】ロック・フィールド(2910) 上期経常は一転5％増益で上振れ着地
• 【決算】東建コーポレーション(1766) 上期経常は25％増益で着地
• 【決算】シーイーシー(9692) 2-10月期(3Q累計)経常が61％増益で着地・8-10月期も74％増益
• 【決算】丹青社(9743) 2-10月期(3Q累計)経常は53％増益で着地
• 【決算】クスリのアオキ(3398) 今期経常を一転15％増益に上方修正・最高益更新へ
• 【決算】日本ビューホテル(6097) 上期経常は5.9億円で着地
• 【決算】オオバ(9765) 上期経常を赤字縮小に上方修正

本日のストップ高銘柄

１２月１０日の決算発表スケジュール