ウクライナ停戦合意を好感し欧米株全面高。ダウ平均110ドル高【2月13日朝刊】
ロンドン・欧州・米国株式市場
ロンドン・欧州株式市場の主要指数
- FT100種総合指数:6828.11(+9.94)
- クセトラDAX指数:10919.65(+167.54)
- CDA40種平均指数:4726.20(+46.82)
12日の欧州株式市場は、ウクライナの停戦合意やスウェーデン中銀による金融緩和策などを受けて、欧州各国株式相場が上昇。ロンドン株式市場は小反発、FT100種総合株価指数は9.94ポイント高。ドイツ株式市場は、DAX指数が167.54ポイント高と大幅反発し、最高値を更新した。
ウクライナ情勢の政治的な解決に向けて、ロシアとウクライナ、ドイツとフランスによる4カ国首脳会談で12日、ウクライナと親ロシア派武装組織の戦闘に停戦案がまとまったと伝わった。この停戦合意をうけて、ロシアとの関係が深い、コカコーラ系ボトラーとして世界第2位のコカコーラ・ヘレニックに買われ、全体相場を押し上げる形となった。また、スウェーデン中央銀行が、景気刺激を目的に主要政策金利をマイナスとして、量的金融緩和を導入。欧州市場を後押しする格好となった。
ニューヨーク・米国株式市場の主要指数
- ダウ平均:17972.38(+110.24)
- ナスダック総合:4857.61(+56.43)
- S&P総合500種:2088.48(+19.95)
12日の米国株式市場は、主要3指数が上昇。ダウ平均は110.24ドル高の17972.38、ナスダックは56.43ポイント高の4857.61、S&P総合は19.95ポイント高の2088.48で取引をおえた。ロシアとウクライナの停戦合意をうけて、欧州株が全面高。市場心理が改善したことで米国株も終日堅調推移となった。また、企業買収や原油相場の上昇も支援材料となる形。増収増益の四半期決算を前日夕に発表したネットワーク機器大手シスコシステムズが大きく上昇。米IT企業の業績が上向くとの期待につながり、投資家心理を強気に傾けた面もあった。
緊張が続くギリシャ債務問題にも進展がみられた。昨日のユーロ圏財務相会合で、ギリシャとの合意には至らなかったものの、欧州中央銀行は、ギリシャの銀行向け緊急流動性支援(ELA)の上限を50億円ユーロ引き上げ、合計で650億ユーロに拡大する形となった。これにより、ギリシャ債務協議で合意が得られない場合で、同国銀行への資金供給が直ちに絶たれる懸念が緩和したことになる
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