ダウ平均反発225ドル高。原油価格の持ち直し・決済期待で上昇。FOMC利上げ時期観測で値が振れる【1月30日朝刊】

29日のロンドン・欧州・米国株式市場

ロンドン・欧州株式市場の主要指数

  • FT100種総合指数:6810.60(-15.34
  • クセトラDAX指数:10737.87(+26.90
  • CDA40種平均指数:4631.43(+20.49

29日のロンドン株式市場、FT100が15.34ポイント安と反落。英・オランダ系石油メジャーのロイヤル・ダッチ・シェルの決算内容が、市場予想を下回ったことで売りがあつまり、市場全体の水準を下げることとなった。クセトラDAX指数は、26.90ポイント高と2日続伸。原油安によってエネルギー関連株が冴えない中、航空関連株などは、コスト削減を期待した買いが集まっている。

欧州株式市場では、FTSEユーロファースト300種が続落。前日に発表された米連邦公開市場委員(FOMC)の声明により、米国が年内に利上げするとの見方が広がり株式への買い意欲が弱まった。

ニューヨーク・米国株式市場の主要指数

  • ダウ平均:17416.85(+225.48
  • ナスダック総合:4683.41(+45.41
  • S&P総合500種:2021.25(+19.09

29日の米国株式市場は、一時下落を見せていた原油価格の持ち直しによって大幅反発。ダウ平均225ドル48セント高、ナスダック総合45.41ポイント高、S&P総合500種19.09ポイント高と主要3指数が上昇した。

大手ハイテク企業の軟調な決済内容、12月中古住宅販売成約指数の前月比低下などを受け、市場は売りに押され全般的に値が振れる展開。しかし、一時下落していた原油価格が、持ち直しに転じたことでエネルギー関連株が買われ、また企業決済への期待感から上昇で取引を終えた。米国市場では、連日の企業決算への期待感と為替相場と原油価格、米国の利上げ時期をめぐる不透明感から激しい値動きを見せた。

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