欧米株式市場『ダウ平均株価:323ドル高。欧米株式市場ともに続伸』【1月9日朝刊】

欧米株式市場の主な動き

ロンドン・欧州株式市場の主要指数

  • FT100種総合指数:6569.96(+150.13)
  • クセトラDAX指数:9837.61(+319.43)
  • CDA40種平均指数:4260.19(+147.46)

8日のロンドン・欧州市場は続伸して取引をおえた。小売大手テスコを筆頭にスーパーマーケット株の指数が上げを主導する形となった。特に、テスコの事業再編策が好感されて、全体水準を押し上げた。反対に、小売のマークス・アンド・スペンダーの下げが目立ち、利益確定目的の売りのほか、配送センターの問題が嫌気された。

ロンドン・欧州株式市場の続伸の背景には、前日に公表された連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨に利上げ前倒しを示唆するような内容がなかったことも、買いに安心感をあたえた格好となった。一方、欧州中央銀行(ECB)は、今月22日に理事会を開く予定。ドラギ総裁は、今年の早い段階で国債などを買い入れる量的金融緩和に踏み切ることを示唆している

米国株式市場の主要指数

  • ダウ平均:17907.87(+323.35)
  • ナスダック総合:4736.19(+85.72)
  • S&P総合500種:2062.14(+36.24)

8日の米国株式市場は欧州の量的緩和期待や原油下げ止まりを好感して続伸。主要株価3指数はそろって1%超の上昇で取引をおえた。11月独製造業受注指数が、前月から大幅な低下。これにより欧州中央銀行(ECB)による量的緩和観測が強まり、欧州株が全面高となったことで買いが先行した形。また、米景気回復が継続するとの楽観的な見方や、原油下げ止まりの兆しも投資家心理を上向かせた。

朝方に発表された新規失業保険申請件数は、市場予想をわずかに上回ったものの、反応は限定的。セクター別でも全面高となり、テクノロジー・ハード・機器やヘルスケア機器・サービス業の上昇がめだった。

最新の注目株ランキング・株ブログ情報はコチラ

このページの先頭へ