日経平均株価、５営業振りに小幅反発。新興株式市場はまちまちの展開

１月７日の東京株式市場、日経平均株価は小幅ながら５営業振りに反発。前日比２円１４銭高の１万６８８５円３３銭で取引を終えた。米株安や原油安、ギリシャの政局不安などを嫌気したリスク回避目的の売りが断続的に入った。日銀によるＥＴＦ(上場投資信託)買いなど需給面での期待感や、自律反発期待の買い誘い、為替相場がやや円安方向に戻したこともあってリスク回避と自律反発が交錯する形となった。

東証１部の売買高は２２億９５３万株、売買代金は２兆１４３４億円。業種別では、繊維製品、輸送用機器、ゴム製品が上昇率上位となり、その他金融業、銀行業、鉱業が下落率上位となった。

国内主要指数

• 日経平均株価： １６８８５.３３ (+2.14)
• ＴＯＰＩＸ： １３５９.８０ (-1.34)
• 日経ＪＡＳＤＡＱ： ２３５７.３２ (+6.14)
• 東証マザーズ： ８８９.５５ (-7.35)

新興株式市場

新興株式市場はまちまち。日経ジャスダック平均は前日比６円１４銭高の２３５７円３２銭と反発、東証マザーズ指数は７円３５銭安と続落で取引を終えた。マザーズ市場では、個別材料のあった銘柄やテーマ株、値ごろ感のあった直近ＩＰＯ銘柄の物色が集まった。

サイジニア(6031)、ＣＡＮＢＡＳ(4575)、アスカネット(2438)、イグニス(3689)、Ｕ-ＮＥＸＴ(9418)、ＷＳＣＯＰＥ(6619)がストップ高。また、ＢＥＥＮＯＳ(3328)、クラウドワーク(3900)、スノーピーク(7816)、ＵＢＩＣ(2158)、インターワーク(6032)、まんだらけ(2652)の上昇が目立った。

本日の注目発表

• リベレステ（8887）上期経常を76％上方修正
• ４℃ホールディングス（8008）3-11月期(3Q累計)経常は8％増益で着地
• マニー（7730）9-11月期(1Q)経常は5％増益で着地
• カスミ（8196）3-11月期(3Q累計)経常は37％増益で着地
• 暁飯島工業（1997）上期経常を50％上方修正
• フジ（8278）9-11月期(3Q)経常は12％増益
• 日本ＢＳ放送（9414）9-11月期(1Q)経常は41％増益で着地
• エービーシー・マート（2670）3-11月期(3Q累計)経常が22％増益で着地・9-11月期も16％増益
• スター精密（7718）3-11月期(3Q累計)経常が2.4倍増益で着地・9-11月期も91％増益

• マックスバリュ東海（8198）１２月度月次、全店売上高は前年同月比２．４％増
• ブラザー工業（6448）業務用ヘッドマウントディスプレーの次世代モデルを開発
• ガンホー・オンライン・エンターテイメント（3765）北米で「パズドラ」累計６００万ＤＬ突破と発表
• ハイデイ日高（7611）１２月既存店は０．９％増
• アールビバン（7523）信用取引で臨時措置、東証
• カイオム・バイオサイエンス（4583）「ＡＤＬｉｂ　ａｘＣＥＬＬ」に関する日本特許査定受領を発表

本日のストップ高銘柄

１月８日の決算発表スケジュール