日経平均株価 終値１３円高の１万７６３５円１４銭と小幅伸び

東京株式市場

１２月２２日の東京株式市場、日経平均株価は小幅ながら４日続伸。前週末比１３円７４銭高の１万７６３５円１４銭で取引を終えた。前週末の米国株高、為替の円安傾向を好感して、強含みで取引がはじまったものの、当面の利益確定売りが株価を圧迫し、一時は４８円７８銭安の１万７５７２円６２銭まで下げ幅を拡大する場面も見られた。東証１部の出来高は２１億８８３５万株、売買代金は２兆５９２億円だった。

セクター別では、石油株が全面高。出光興産(5019)が、１５年をめどにＴＯＢ(株式公開買付け)を実施し、昭和シェル(5002)の子会社化をめざすとの報道に、昭和シェル石油が続急騰。６ヶ月ぶりとなる年初来高値を更新。また、コスモ石油(5007)、富士石油(5017)も堅調に推移した。

国内主要指数

• 日経平均株価： １７６３５.１４(+13.74)
• ＴＯＰＩＸ： １４１３.０５(+3.44)
• 日経ＪＡＳＤＡＱ： ２３１９.１５(-1.65)
• 東証マザーズ： ８８６.０７(-16.47)

新興市場株式市場

２２日の新興株式市場は、ジャスダック・マザーズともに軟調。３日ぶりの反落となった。ジャスダック市場では、日経平均の伸び悩みに押され、年内最終取引接近で個別投資家の換金売り圧力が主力銘柄中心に強まった格好。また、マザーズ市場では、ミクシィ(2121)が急落した影響もあり、軟調な展開が続いた。

本日、マザーズに新規上場(ＩＰＯ)したイーレックス(9517)が、公開価格の約１１％を上回る初値（１３０１円）をつけ、実質ストップ高まで急伸。一方、インターワーク(6032)は、公開価格の約１７％を上回る初値（２０４３円）をつけたが、利益確定売りに押され、終値１９２４円で取引を終える。

本日の注目発表

• 横河ブリッジホールディングス(5911) 自社株買いの実施を発表
• 日本フエルト(3512) 自社株の消却を発表
• 堺化学工業(4078) 自社株買いの実施を発表

• コロプラ(3668) 「ほしの島のにゃんこ」海外版が累計２００万ダウンロードを突破
• マルハニチロ(1333) 今期最終を2.0倍上方修正
• ニトリホールディングス(9843) 3-11月期(3Q累計)経常は15％増益で着地
• シグマクシス(6088) 東京証券取引所から、新たに貸借銘柄に選定（３０日から）
• メディネット(2370)「抗原提示細胞の活性化処理方法」を台湾ＥＭＯ社に技術導出
• ネクスト(2120) １１月度売上高を発表、主力の賃貸・不動産売買牽引し１７．１％増
• 日東工(6651) 東南アジア事業拡大へタイに子会社設立

本日のストップ高銘柄