【12月24日朝刊】第3次安部内閣発足。政策関連株の物色、円安進行を受けて主力輸出株にも注目。

12月24日の東京株式市場、日経平均株価は買い先行となるものの、材料難から利益確定売りが広がる見込み。23日のニューヨーク株式市場、ダウ平均株価が5営業日連続で上昇。11年ぶりの高い伸び率が好感され、終値で初の1万8000ドル台に乗せた。また、円相場は1ドル120円台後半を推移。材料難の中で日経平均の続伸に期待したい。
また、本日24日は第3次阿部内閣が発足する見通し。改めて長期安部政権への期待から、政策関連株の物色が想定されるが、日中は手がかり材料が乏しいことから、利益確定売りが広がる事も予想される。

2014年のIPOラッシュも大詰め。本日の新規公開株(IPO)は三社が上場。綿半ホールディングス(3199)・ヨシックス(3221)・データセクション(3905)。上場初日の初値にも注目したい。

海外市場の主なうごき

23日、ロンドン、欧州株式市場は続伸。FT100種総合指数(ロンドン):6598.18(+21.44)、クセトラDAX指数(フランクフルト):9922.11(+56.35)、CDA40種平均指数(パリ):4314.97(+60.54)で取引を終える。
ロンドン株式市場は、朝方発表された第3・四半期の英経常収支の赤字額が、国内総生産(GDP)の6%に当たる270億ポンドと過去最大を記録。ロンドン市場の株価上値は重い展開となった。
また、欧州市場も続伸で取引を終えているが、政治不安を嫌気する形で、ギリシャ株が売られ欧州全体の株価の上昇幅は重く限定的だった。

ニューヨーク株式市場は、ダウ平均株価が64ドル高と連続で最高値を更新。

23日のニューヨーク株式市場は、ダウ平均:18024.17(+64.73)、ナスダック総合:4765.42(-16.00)、S&P総合500種:2082.17(+3.63)のまちまちな展開で取引を終えた。7-9月期のGDP確定値が前期比年率5%増と、改定値の3.9%増から上方修正。11年ぶりの高い伸び率となり、買いが先行した。
また、ダウ平均株価が節目となる1万8000ドルを上回り、連日で史上最高値を更新した。エネルギーや銀行が上昇する一方、医薬品・バイオテクノロジーやヘルスケア機器・サービスが下落した。

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